こんにちは、ノマド税理士チャーリーです。
今回は、税理士試験の勉強に専念したい気持ちはやまやまだけど、
やっぱり働きながら勉強した方がいいのかな・・・
と不安に思っている方向けの情報です。
わたしが実際に、4か月間の税理士試験勉強専念を支えた働き方を振り返ってみます。
税理士試験の勉強専念4か月間に必要な生活費はいくら?
まずは、税理士試験の勉強専念中に必要な最低限の生活費を計算してみましょう。
必要な生活費はこんなもんですよね。
遊びに行くこと、外食すること、飲みに行くことはないですから、12~15万円もあればいけました。
単純に12~15万×4か月=約50~60万円
税理士試験用の本代などは別です。
科目によりますが、マックスかかっても一科目5万円程度。
この金額を、専念していない残りの期間に貯めておけばいいわけです。
残りの8か月間働くと仮定すれば、月7~8万円を貯金する、ということになりますね。
その8か月間に必要な生活費もありますから、手取りで最低20万円は欲しいところ。
余裕をもって80万ぐらいは貯金しておきたい方は、月10万円貯金する計算になるので、手取り25万円弱は必要です。
尚、(大きな声ではいえないけれど)失業保険受給資格がある人は、活用しておくことをおすすめします。
ちなみに、実家暮らしの人はもっと楽ですよね。
たぶん20万円くらい貯金あればいけそうです。
衣食住で一番負担が大きいのは明らかに「住」ですから、ここは実家に戻るのも手です。
親が優しければ貯金なくてもいけるかもしれません。
派遣会社で短期業務を繰り返す
私の場合、税理士試験勉強をしていない8か月間は、派遣会社で短期業務につきました。
スケジュール的には4月から専念に入るので、3月末までの短期派遣業務です。
3月は期末ということもあり、人員の入れ替わりが激しい月なので、その時期終わりの派遣案件も多め。
理想を言えば、一カ所の職場が楽なので、「産休・育休の人の代わり」なんかは適度な派遣期間です。
期間がうまく合わない場合は、短期派遣を数回繰り返します。
2か月×4回、といった感じで。
ちなみに、3月までは一切税理士試験の勉強時間は取らず、ひたすら稼ぐことに徹する方が効率よかったのでおすすめです。
また、残業が多い職場だと割増賃金で効率よく稼げるので、私は重宝してました。
忙しい職場であれば、上手くいけば一か月30万円程度の手取りも可能です。
派遣と他の仕事を掛け持ちしてもいいですし、目標とする貯金金額があれば、働くモチベーションがあがるはず。
短期派遣は思っているほど多くないので、派遣会社には複数登録しておくべきです。
私は当時5社以上登録していました。
パソナ、リクルートスタッフィング、スタッフサービス、キャリアパワー、OGBCなど・・・。
記憶から消え去った派遣会社もあわせると、もっとあったのかもしれません。
2010年頃は、就職氷河期時代で派遣先を見つけるのもかなり苦労した記憶があります。
今は人手不足で売り手市場なので、それよりは楽だとは思いますが、多く登録しておくにこしたことはありません。
おすすめ派遣会社
派遣会社には複数登録しておくことをおすすめします。
特に、取り扱っている案件が多く、時給が高い派遣会社はマスト。
効率良く仕事を紹介してほしいのであれば、この下にあげたメジャーな派遣会社くらいは片っ端から登録しておくといいですね。
登録内容・流れはどこも似たようなものなので、履歴書・職務経歴書・スキルチェックなど同じような作業を効率的に行えます。
派遣会社の対応、スピード感、担当者との相性などもありますので、いくつか試してみると派遣会社ごとの傾向がわかりますよ。
スタッフサービス
大手企業の求人数が多く、仕事の紹介までのスピードが早い女性に人気の派遣会社
リクルートスタッフィング
事務系の仕事に強く、充実した研修制度などサポート体制がしっかりしている派遣会社
アデコ
国内優良企業・外資系企業など人気企業の求人数が豊富で特にIT系に強く、スタッフ満足度の高い派遣会社
テンプスタッフ
大手企業の求人数が多く、スキルアップ支援など派遣社員へきめ細かいサポート力に定評ある派遣会社
パソナ
大手・人気企業から官公庁まで多数の案件を取り揃えており、事務系の仕事に強い派遣会社
派遣案件を1か所で網羅しているサイト
いろいろな派遣会社が抱えている案件を一カ所で網羅しているので、短期派遣案件が見つかり易いです。
在宅ワークで稼ぐ
私のころはあまり案件がなかったですが、最近は在宅ワークもメジャーになってきました。
もし今から専念を目指すのであれば、私なら登録してコツコツ空き時間に稼ぎますね。
時間を問わず、空いている時に作業することで、派遣の仕事に+αで収入を見込めますし、慣れてきたら在宅ワーク一本で月の生活費を稼ぐことも可能。
案件としてはライティングが多めですが、記帳代行的な経理作業案件もまぁまぁあるので、とりあえず無料登録して案件チェック、合いそうだったら応募してみるといいですね。
記帳代行なら1仕訳10円~20円程度、単純事務作業などもあって、エクセルや書類作成が得意なら挑戦してみる価値あり。
そこそこ文才のある方は、ライティングで結構稼げます。
ブログ運営している方なんかは比較的、ライティングが得意ですよね。
余談ですが、こういった在宅ワークで稼ぐスキルを身につけると、人生がかなり楽になります。
まずは、在宅ワークでメジャーなこのあたりに登録しておくといいでしょう。
案件を見ているだけでも、「へぇ~こんなんで稼げるんだ!」と新たな発見があったりします。
※すべて無料です。
まとめ
結局私の場合、税理士試験受験中の3年間で4~5社くらいに派遣されました。短いもので1か月、長いもので半年程度です。
「税理士試験勉強専念のための生活費を稼ぐ」というのが一番の目的ではあったものの、実は、この派遣業務を繰り返すことで得た経験はかなり有意義でした。
いろいろな業務、さまざまな会社に広く浅く関わることができるので、一般的な会社で求められる人材レベルってだいたいこのぐらいだな、と俯瞰でき、どんな会社にも対応できるようになります。
どんな会社でもやっていける自信が付くと、ちょっと生き方が楽になります。
また、会社によって本当にイキイキと人が働いているところもあれば、陰湿な雰囲気が漂っているところもあって、「会社」というものは本当に「人」だな、と勉強になりました。
派遣先を去る場合にはイチイチ退職願を出す必要もないし、後腐れがないので、社会勉強にはもってこいですね。
目標の金額までしっかり貯金できたら、あとは4か月間みっちり、税理士試験の勉強に専念するだけです!
少しでも税理士試験合格を目指す方の参考になれば幸いです。
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